シンプルながらも存在感ある佇まい|三田市
敷地高低差があり、敷地に対してキュービックな建物を斜めに配置した敷地条件。
玄関ホールに大きなFIX窓があり、圧迫感のない”お出迎え空間づくり”がポイントになりますが、道路からの目隠しも必要です。
敷地条件を最大に活かしつつ、”シンプルながらも存在感ある佇まい”をデザインさせて頂きました。
杉板化粧型枠によるコンクリート打ち放し壁と山採野趣の植栽でダイナミックに構成しつつも、ディテールの繊細さにこだわることで、洗練された空間になりました。
杉板型枠には、熟考を重ね、室内用の浮造り杉板を採用することで、木目の表情がより豊かに表現できました。さらに浮造板を少しずらすことによりリブをつくり、広い壁でもスッキリ繊細に見せています。(夜はリブが陰影を創ってくれます)
門壁を兼ねたこの意匠壁の内側が、玄関ホール内の目隠兼坪庭となります。
内側は、コンクリート額縁の焼過ぎ煉瓦貼とすることで、狭さを活かした温かみのある空間となりました。
ガレージは、シャッターゲートに袖壁をつなぐ工夫で、どっしり風格ある佇まいに。
植栽は、野趣のアオダモをシンボルに、珍しいヒナウチワカエデ、コバノズイナ、ヤマコウバシ、リキュウバイ、ビバーナム等を自然に植えています。
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2014-12-28 | Posted in |